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【プロ野球】

巨人が清武氏を解任 今後は法廷闘争へ

2011年11月19日 紙面から

巨人・球団事務所を出る代表を解任された清武英利氏=東京・大手町で(武藤健一撮影)

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 巨人のコーチ人事をめぐって渡辺恒雄球団会長(85)を批判していた清武英利代表兼GM(61)が18日、電撃解任された。親会社の読売新聞グループ本社が同日、臨時取締役会を開き、清武氏について「取締役としての適格性を欠く」として、解任を決定した。今後は巨人の許可なしに球団施設などに出入りすることも禁じられた。日本シリーズ開幕前日の会見から一大騒動を巻き起こした清武氏が、ついに巨人から“追放”された。

 東京・大手町の球団事務所が騒然とした。親会社の解任決議、球団の新取締役選任を受けて開かれた緊急記者会見。自身もオーナー職を外れることが正式決定した桃井恒和球団社長は、やや上気した表情でコメントを読み上げた。

 「本日、当社専務取締役球団代表兼GM・編成本部長・オーナー代行・清武英利が、取締役を解任されたので、ご報告します。プロ野球日本シリーズが行われているさなか、このような事態となったことにつき、プロ野球関係者のみなさま、ファンのみなさまに心よりおわび申し上げます」

 午後2時に始まった読売新聞グループ本社の臨時取締役会。会社法319条第1項に基づく提案が行われ、清武氏の解任が決まった。文科省で11日に渡辺会長を批判する会見を開いてから1週間。同会長を筆頭とする読売グループが事態収束に急加速した。

 すでに「GM兼編成本部長」の職を解かれることは7日に内示されていた。この日の決定は、それどころではなかった。桃井社長はきっぱりと言った。「取締役の職も切ったので、今後は巨人軍の許可なくして出入りできない」。事実上の永久追放だ。すみやかに清武氏にも通告。「わかりました」とひと言だけ応えたという。

 発表された解任理由は(1)独断会見によって会社、社会を混乱させた(2)会見で誤った事実を公表し、球団や親会社の名誉、信用を傷つけた(3)会見でコーチ人事構想にかかわる機密事項を暴露した(4)反省どころか敵対姿勢を強めている(5)自らの人事について不当な要求をするなど取締役としての正常な意欲がない−の5点。不当な要求とした(5)については、清武氏が年内で取締役を辞任するのと引き換えに、渡辺会長を球団取締役会長から辞任させ、かつ自分は来年1月に球団の常勤監査役に就任させてほしい、それが事態収拾の条件であると、桃井社長らに要求していたと明かされた。

 試合がないとはいえ、日本シリーズ期間中の緊急解任となったことについて、桃井社長は「一刻も早く正常な形に戻さないといけないということで決定した」と説明。球界全体を混乱させた内紛を「(これで)終わらせないといけない」と強調した。

 しかし、この処分に対して清武氏は、法的措置を取る考えを示した。異例の“お家騒動”は、今度は法廷で争われることになる。

 

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