突風は“竜巻の可能性高い”
K10040759711_1111192108_1111192119
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

突風は“竜巻の可能性高い”

11月19日 21時5分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

18日、鹿児島県の徳之島で住宅1棟が飛ばされ3人が死亡した突風について、被害が帯状に広がっていることや農作物などが渦を巻くようにして倒れていることなどから、気象台は19日、「竜巻の可能性が高い」と発表しました。

鹿児島県徳之島町轟木では、18日午後7時すぎ、突風で住宅1棟が飛ばされ、この家に住む農業の吉田幸太郎さん(66)と姉の多恵子さん(71)、それに吉田さんの知人の阿部展久さん(70)の3人が死亡しました。鹿児島地方気象台は、19日、職員8人を現場に派遣し、被害の状況などを調査しました。その結果、住宅などの被害が帯状に広がっていることや、農作物や植物などが反時計回りに渦を巻くようにして同じように倒れていること、それに住民の話で「ゴー」という風の音がごく短い時間に通過していったことなどが分かりました。こうしたことから気象台は、19日夜、「竜巻が起きた可能性が高い」と発表しました。また当時の瞬間的な風の強さは、最大で風速70メートル近くあったと推定されるとしています。