参議院のネットワークに対するサイバー攻撃で、新たに議員のパソコン10台以上が今夏以降、攻撃を受けた疑いがあることがわかった。参院は、ウイルス感染の有無や被害の全容をつかむため、ネットワークに接続された全パソコンの調査を急いでいる。
関係者によると、参院ネットにつながる議員への貸与パソコンと私物のパソコン10台以上が、勝手に複数のサイトへの接続を試みていた痕跡が確認された。このサイトに接続すると、情報が流出したり、パソコンがウイルス感染を広げたりする恐れがあり、参院は、接続出来ないようにした。
衆院へのサイバー攻撃でも、ウイルス感染の疑いがあった議員のパソコン約25台が、同じサイトに勝手に接続を試みていたことが分かっている。