【国際】日中韓FTA交渉へ 3首脳一致2011年11月19日 14時30分 【ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)=関口克己】野田佳彦首相は19日午前(日本時間同)、当地で、中国の温家宝首相、韓国の李明博(イミョンバク)大統領と会談した。3首脳は、日中韓自由貿易協定(FTA)推進に向け、年内に終了させることで合意していた産官学の共同研究を着実に進めた上で、年明けにも本格的なFTA交渉を始めることで一致した。 会談は約30分間。野田首相はFTAに関し「年内に共同研究を終了させ、しかるべき段階で、高いレベルでのFTA交渉を開始することで合意したい」と打診。李大統領と温首相は同意した。 野田首相は、日中韓の投資協定についても「(交渉が)煮詰まったところまで来ている。年内に実質合意が可能になるようにしたい」と指摘。3首脳は、年内合意を目指すことで大筋一致した。 また、野田首相は、東日本大震災での中韓両国の支援に謝意を表明。福島第1原発事故について「収束に向かっている。(今後も)迅速かつ正確に情報提供していきたい」と説明した。 3首脳は、北朝鮮問題についても意見交換した。野田首相は、拉致問題解決に向けて中韓両国の協力を求めた。 (中日新聞) PR情報
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