もとまか日記乙

■[iPhone][iPad][電子書籍] 最速自炊カメラ「Jucie」（仮）が電子書籍の自炊の常識を覆すほどのポテンシャルを秘めていた件

最近、「iPhoneだけで非破壊的自炊する」という禁断の果実に

ハマってる感のある私ですが、更にハマってしまう出来事がありました。

それが以下。

最速自炊カメラコンセプトモデル完成したよー。 URL

2011-11-17 17:25:53 via TweetDeck

な、なんと・・・！！

以下がそれです。

sumihiro/Jiucie - GitHub

私のちょっとした無茶振りに対する、なんて華麗なレスポンス！！

さすが、素晴らしいです。

２時間でエヴァカメラクローンを作り上げる仕事の速さは伊達じゃないですね。

Togetter - まとめ「iPhoneアプリ開発できる方を探してます。エヴァカメラと同等の仕様で納期が明日昼と急ですがよろしくお願いします」

それはさておき。

早速このプロジェクトを試してみたところ、

これ、かなり凄すぎる！！

と、そのポテンシャルの高さを感じたので、実際に非破壊的自炊してみたところ、

初プレイで、コミック１冊の自炊からPDF化までが約２５分程度で完了しました。

一番左のがさっき自炊したコミックです。

その過程のメモ。

（追記）

@sumihiro神による経緯まとめ。

最速自炊カメラ「Jucie」にまつわる色々。

「Jiucie」をビルド・実機転送する

以下よりプロジェクトを取得して、iPhoneに実機転送します。

（iOSの開発者ライセンスが必要です。手順は割愛）

sumihiro/Jiucie - GitHub

iPhoneのスクショが以下。

補足は私の書き足しですが、違ってるかもしれませんのでご容赦ください。

解説にもあるように、要するにページをめくる動作を検知して、

止まったと判断した時に撮影してカメラロールに保存する、

というアプリですね。

「Jiucie」のソースを微調整した内容

本格的に自炊する前に少し試してみて、以下の箇所を微調整しました。

ページめくり動作の検出設定値の調整。

ImageManager.m

#define MAX_DIST 0.3

　↓

#define MAX_DIST 0.2

元の0.3だと認識してくれないことが比較的多く、0.1だと敏感すぎたので、

その間をとってみました。私は0.2くらいがいいかなーと思いました。

でもこの数値、人によって好みが違いそう？(^^;;

以下は画面を横固定にする修正。

JCEViewController.m

• (BOOL)shouldAutorotateToInterfaceOrientation:(UIInterfaceOrientation)interfaceOrientation

{

// Return YES for supported orientations

// return (interfaceOrientation != UIInterfaceOrientationPortraitUpsideDown);

return (interfaceOrientation == UIInterfaceOrientationLandscapeRight);

}

ほんと、微調整のみって感じですが。

今回、自炊してみたコミック

今回は以下を試してみました。

前回まで試してたジョブズ伝記はページ数が多いのと、

今までコミックの自炊が上手く出来なかったので

そのリベンジって意味も込めて。

「Jiucie」で自炊してみた

以下の要領でiPhoneを一定の高さで固定し、Jiucieのスイッチをオン！

たった10分でiPhone 4Sを使って「iPad向け電子書籍」を非破壊的自炊する方法

あとはページをめくれば、ピンポーン！という音と共に撮影され、

カメラロールに蓄積されていきます。なんてお手軽な！！

（一応、もろもろ配慮してぼかし入れてます）

撮影時間は、約１０分弱といったところでした。

いやー、これは本当に凄いです。

もちろん調整の余地はあるけど、たった数時間（のはず）で

ここまでのアプリが登場するとは、もうサプライズという他ないです。

そして画像的に失敗した写真もあるので、カメラロールの内容を整理します。

この時間が約５分。

もちろん整理しなくてもいいけど、この次の工程を考えたら整理した方がいいかも。

で、その次の工程が以下で使ったアプリでのPDF化。

iPhone 4SだけでKindleで読める電子書籍を自炊するためのポイント

CamScanner+ カテゴリ: 仕事効率化

￥450

スキャン系アプリ

自動処理の設定は、以下がいい感じです。

トリミング：なし、鮮明化：オリジナル

この処理で画像（約100枚）を指定してPDFを作成するまでが約１０分程度。

合計、２５分程度でコミック１冊の「非破壊的自炊」が完了しました。

「非破壊的自炊」の今後の課題

たった数日で、iPhoneだけの非破壊的自炊環境が

ここまで進歩するとは、全く予想も出来ない出来事でした。

こうなってくると、ちょっと真面目に考えてみたくなってきます。

てことで、現状の課題は以下かなと。

自炊環境的な課題が以下。

iPhoneを固定する方法の確立

実は、一番苦労するのがこの「iPhoneの固定」だったりします。

以下の方法のように、アクリル板を使うのが現状では良さそう。

【非裁断自炊】楽に自炊する方法を考えてたら、「ムービー自炊」に行き着いた。

だけど、もっとそれっぽい、「非破壊的自炊台」みたいなのが欲しい。

高さを自由に変更出来て、iPhoneは置くだけ。

そして、そこで本を読むだけで自動的にiPhoneのカメラロールに取り込まれる。

そういうのが理想的かも。

そして、今回試してみて感じたアプリ的な課題が以下。

・感度調整をアプリ設定で可能に

・撮影通知アクションを音だけじゃなく他のも欲しいかも

・標準カメラアプリのように、失敗した時のために

　スワイプしてカメラロールを表示する

・２分割モードとか（Kindle向け）

・区切り画像保存ボタン（後のPDF化の目印的な意味で）

出来立てホヤホヤのアプリなのに課題とか言うのは失礼な話ですが、

これは相当なポテンシャルを秘めている、と感じました。

そして、こういった環境が整ってくれば、

きっとこれまでの電子書籍の自炊の常識を覆すだろう、

という程のポテンシャルをも秘めている、と感じました。

これまでのような「裁断」が不要な、より壁の低い「非破壊的自炊」。

「電子書籍」がより身近なものになって、それを求める人が増えてきたら、

日本の電子書籍の在り方にも、きっと良い影響を及ぼしてくるかも？

と感じた次第。

今後の発展が楽しみですね。

@sumihiro神が開発したiOSアプリ

最後で申し訳ありませんが、これほどまでに素晴らしいアプリの

コンセプトを提示して頂いた、@sumihiro神にお礼を言いたいです。

本当にありがとうございます。

こんな凄いことをやってのけちゃう@sumihiro神が開発されたiOSアプリが以下。

SBrowser カテゴリ: ユーティリティ	￥250	携帯サイトテスト用アプリ
最速ビデオカメラ カテゴリ: 写真／ビデオ	￥85	起動した瞬間にビデオ撮影が可能
最速フロントビデオカメラ カテゴリ: 写真／ビデオ	￥85	起動した瞬間にフロントカメラで ビデオ撮影が可能
最速リアビデオカメラ カテゴリ: 写真／ビデオ	￥85	起動した瞬間にリアカメラで ビデオ撮影が可能

どのアプリも独特で、オススメですね！

　

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