朝起きたらいい感じに日が差してたんで「おっ、こいつはイケる」と喜んでたのもつかの間、見る見るうちに吹雪いてきちまった。 グランヒラフに確認すると、風はないんでリフトは全部運行予定ってことなんで雪秩父からヒラフに向かった。 ヒラフも昨日のデジャブーかと思うくらい吹雪いてる上に、三連休のど真ん中ってことで朝から人がウジャウジャ。 ウエルカムセンター付近の駐車場はぜんぜん止められないんで、ゴンドラ側に移動した。 昨日よりはるかに暖かくて、エースヒルの温度計はマイナス8度を指してる。この気温が暖かく感じるんだから慣れとは凄い。 幾らでもお代わりできるくらい降ってるんでパウダー食いまくり。ただし視界が悪いしボードに付着する重めの雪質なんで鬼すべりはできないよ。
ここ数日運休していたエース4リフトやキング4リフトが久しぶりに運行したってことで、山頂付近の積雪は、そこら中で転んだスノーボーダーが埋まるくらい最高潮。 サーフィンみたいにターンするたびに「ズワー」っと雪が舞い上がって気持ちいい。これで天気も良きゃ申し分ないんだけどな。 驚くことに、こんな吹雪なのに山頂以外のゲレンデ外解放区に出るゲートが開いていた。解放区はゲレンデとは比べ物にならないくらい起伏に富んでてダイナミックなすべりが楽しめるけど、その分リスクも高い。 キング4リフトの降り場には「自己責任という言葉の意味を理解して滑ってください」と書かれていた。もちろん俺は理解できるんで、入り込むのはやめておいた。
午後から少し晴れてきたんで期待したものの、やっぱり吹雪きに戻っちまった。仕方がないからキングベルで昼飯だ。 平均客単価は千円以上! 空腹と高さにめまいを覚えた。そこで平気な面で飯食ってビールまで飲んでる外国人が金持ちなのか、俺が貧乏なのか… 焦がしにんにくがスパイシーな黒い塩ラーメンは1100円。 見たとおり言うほど黒くないし、値段ほどの実力もない。さて、支那そばやの佐野 実やラーメン評論家の石神ならどう評価する? ひらふではゲレンデ限定のTシャツを販売中。しかもキングベルでは、オリジナルTシャツ類を買うと抽選で「ひらふの達人(非売品)」Tシャツをプレゼント中。 毎年「なんでゲレンデでTシャツなんて売ってんだよ」って突っ込んでたけど、今年の俺は、がっつり買って真夏の海に着て行っちゃうよ!
ジールーツの奥村さんに頼まれて試してきました。包み隠しもヨイショもない真実がここにある... 「Z」は今年発売された乳液タイプのワックスで、ボードに数滴たらしてスポンジで伸ばしてできあがりの簡単仕上げがウリ。 <効果> 本来「Z」が得意とする環境を知らないので何とも言えないが、チセヌプリの圧雪ではストレスを感じない程度だが抵抗はある。緩斜面においては結構抵抗が強い。 イチバンを併用すると若干滑りがよくなる気がするけれど、「気がする」程度の効果だし、二種類のワックスを使うとコストアップになるんで、俺としては「Z」一本でいきたい。 一度ワックスを落として、もう一度丁寧に「Z」のみを塗って試したが結果は同じ。でも「Z」が低温専用ワックスではなく、汎用であることを考えると上出来だと思う。 翌日のひらふはマイナス8度。この気温が暖かく思えるから慣れと言うのは怖い。雪質はボードにくっつく、少し湿りがちなパウダー。「Z」は屋内で塗って十分に乾燥させた。 気温が低くなると緩斜面は鈍るものの、それ以外の斜面はグルーミングも深雪も問題なく滑った。レスキューワックスなんだから、この程度の条件で滑らなきゃ困る(笑) 感心したのは耐久性。イチバンでもいい滑りができるが、午前と午後に塗り直さなきゃダメだった。でも「Z」は朝塗ればナイターまで持つ耐久性がある。 スノーモトならイチバンの携帯サイズで8回分(俺の塗りが厚いのか?)、金額にして二回塗りで245円、「Z」は20ml入りで4980円だから、コストパフォーマンスとしては「Z」の方がいいのか?よくわかんないけど。 <結論> 効果は申し分ないものの、20ml入り4980円は高く感じる。クリアすべきは価格のみではないだろうか。ずばり1500〜2000円なら、結構売れるんじゃないかな?
今回はモンベルの防寒タイツ「ジオライン EXP」と、ヘビーデューティーなカメラ「オリンパスμタフ」の耐寒テストもしてきたよ。こっちは自腹だぜぃ! ジオライン EXPオンリーじゃあ心細いんで、その上にヒートてっくを重ね着してウェアを履いた。 まったく寒さを感じないし、ウエストが薄くなってるんで、スエットを履いた時のようなゴワゴワ感もなくて最高だね。 オリンパスμタフは、マイナス10度くらいでの過酷な環境での使用を想定しているらしい。起動は問題ないけど自動開閉するレンズガードが凍り付いちまった。 付属の充電池は、容量が少ないからスペアが必要だな。 |