声優道

超ベテラン声優からあなたへ、声優になるための極意を伝授します。

「清水マリの声優道」 第3回は11月30日配信予定!! お楽しみに★

森功至の声優道

さまざまなアニメやナレーションで活躍するだけでなく、自らが主宰するナレーター・声優研究所V−1アカデミーで後進の指導に当たっている森功至さん。その「声優道」のなかで培ってきた演技やナレーションの秘訣について3回に分けてお送りします。

プロフィール

森功至 もりかつじ…7月10日生まれ。オフィスもり代表。代表作は『マッハGoGoGo』(三船剛)、『科学忍者隊ガッチャマン』(大鷲の健)、『機動戦士ガンダム』(ガルマ・ザビ)、『北斗の拳』(南斗白鷺拳のシュウ)、『銀河英雄伝説』(ウォルフガング・ミッターマイヤー)、『うえきの法則』(小林先生)、『RD 潜脳調査室』(波留真理)、TV『めざましテレビ』『いきなり!黄金伝説』『学べるニュースショー』(ナレーション)ほか。
ナレーター・声優研究所V−1アカデミー
オフィスもり

③森功至さんが考えるナレーションの極意とは

ナレーションにも喜怒哀楽の表現がある

森功至

僕が声の仕事中心に切り替えたのは顔出しの仕事に限界を覚えたからですけど、声の仕事もずっとヒーローものの主役ができるわけじゃないんですよ。40歳を過ぎたときにどうやって自分を生かしていけばいいんだろうかと考えたら、ナレーションという道に出会ったんです。当時はワイドショーなどが放映され始めた時期で、企業のプロモーションビデオのナレーションから、ワイドショーの生ナレーションをやらせてもらうようになりました。フジテレビのお昼のワイドショーで初めて生ナレーションしたときは、すごいプレッシャーでしたね。全身の筋肉が硬直して原稿を持つ手が震えて、ペーパーノイズがマイクに乗るんじゃないかと思うような状態でした。初日なんて、何を読んだのかまったく記憶にありません。事故のニュースと芸能ニュースではテンションを切り替えていかなきゃならないし、生ナレーションを始めたころはかなりとまどって、全部同じトーンでしゃべってたんじゃないかな。

 キャラクターを演じるときはそのキャラの性格などを掘り下げて作っていくんだけど、ナレーションのときに出てくるのは自分自身なんですよ。原稿に書かれた言葉を一度咀嚼して飲み込んで、自分の言葉にして吐き出す。そうしてやっとナレーションなりの喜怒哀楽が出てくるんだと思います。書かれた文字を声に出して読むだけだったら、誰にでもできるんです。一文字一文字に込められた思いだとか、文章を目で追ったときに感じた温度を声に乗せて出す。でも例えば残虐なニュースの原稿を読んで怒りを感じたからといって、怒りをそのまま声に乗せてマイクにぶつけるのは違うと思うんですよ。僕の言葉を聞いた人がどれだけの怒りを感じてくれるかが問題なんです。僕はひとりでマイクに向かってしゃべってるけど、その向こうにはテレビを通じてたくさんの視聴者がいる。応えが返ってくるわけじゃない孤独感と闘いながら、マイクの向こうにいる人に語りかけるつもりでしゃべってます。いかにして原稿を自分の言葉として伝えられるか、その正解はまだ見つからないし、正解があるものでもないでしょうね。今でも毎日試行錯誤してます。

白石冬美

負けるもんかという気持ちを大切にしたい

 僕は児童劇団上がりだから、いわゆる体を使って表現するという俳優修行もしてないし、正式にナレーションの訓練を受けたわけでもない。いつも現場で恥をかきながら勉強していきました。よく芸事は人の物を盗んでも罪にはならないといわれますが、先輩のやりかたを見て自分にあう方法を探していく、の繰り返しでした。そういう意味では、今の声優を目指す人たちは甘いなと感じることもあるんですが、僕らのころとは時代背景が違うから自分の学びかたを押しつけるのがいいことだとは思わないんですよ。それよりも彼らがもっている感性を引き出して、プロの仕事に活かしていけるように引っ張っていくという方法じゃないと、多分誰もついてこられないでしょうね。

 声優になりたいっていう動機は何でもいいんです。でも自分なりに目標を設定して、そこに向かって邁進していく、負けるもんかっていう気持ちをもってほしいですね。ただ養成所でいわれるままに毎日レッスンしてるだけじゃ声優にはなれないし、それ以前に続けられないと思うんですよ。養成所のレッスンのなかには必要のないように思えるものがあっても、感性を磨いていくために必要な基礎なんです。その感性があってこそ、演じるキャラクターの背景を想像して、演技を創造していくことができる。自分なりの感受性を磨いて、深みのある演技ができるようになってほしいですね。



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