県は17日、外国産のアサリなどを国内産と偽って販売していたとして熊本市内の2業者にJAS法に基づく改善指示を出し、名前を公表した。
県によると、田中幸男氏(熊本市大窪5)は昨年から今年にかけ▽中国産や韓国産のアサリ少なくとも約1887トンを「熊本産」「福岡産」と表示して県内外の20卸業者に▽ロシア産のシジミ4・26トンを「宍道湖産」と表示して県外の1卸業者に▽ロシア産や韓国産のキヌ貝3・37トンを「三重産」と表示して県外の卸業者に▽中国産ハマグリ2・8トンを「熊本産」と表示し、県外の1卸業者に--それぞれ販売した。
またK&K企画販売(熊本市九品寺5)は、09年12月~10年10月の間、韓国産アサリ約1214トンを「熊本産」「福岡産」と表示して県内外の13卸業者に販売した。
県はそれぞれの業者に原因究明や適正表示、チェック体制の確立などを指示。講じた措置について12月16日までに文書で報告するよう求めた。【勝野俊一郎】
毎日新聞 2011年11月18日 地方版
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