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オリンパス元社長が元専務に送った秘密メール

 元オリンパス専務の宮田耕治氏が18日に、ニコニコ動画に生出演し、解職されたマイケル・ウッドフォード元社長から、問題となった英文のカバーレターの和訳を頼まれていたことを明らかにした。同社の取締役会が英語がわからないのが理由で、その時点では内容が損失隠しについてということまではわからなかったそうだ。

 9月20~25日くらいに、ウッドフォード氏から宮崎氏のところに、メールが来たという。「これだけ和訳してほしい」とカバーレターが来たそうだ。それまでにも、英語で送っていたそうだが、日本人役員が読めないということで、宮崎氏に依頼してきたようだ。

 宮崎氏は今回の騒動のきっかけとなった月刊誌FACTAの記事も読んだが、「これは内部告発だな、おかしい」と思ったそうだが、ウッドフォード氏が10月1日にCEOに就任したために、「解決したのかな」と考えたそうだ。

 しかし、その2週間後の10月14日に解任。「独断専行でTOPがクビになる会社ってないな。やはり何かおかしいな」と改めて感じたそうだ。

 日本にいないという理由が挙げられていたが、IRはこれまで菊川剛元会長が担当していたのだが、菊川氏も日本にいないことは多かったそうだ。

 宮田氏は現在「オリンパス グラスルーツ」というサイトを立ち上げて呼びかけを行っているが、その動きは多くの現役社員らの賛同を得ている。

 「従業員、高山社長やボードメンバーに訴えている。また、ウッドフォードは彼もオリンパスマン。自浄作用を彼がやってくれたら」と語った。

 ただ、自身も専務という立場ながら、こうなるまで分からなかったことについては悔やんでおり、東京・八王子の内視鏡部門(事業分社化)にいたことで、買収案件などについては、ついつい疎くなっていたことが原因だという。

 その上で「日本に完全にきれいだと言い切れる会社がどれくらいあるか。オリンパスはこの騒動を解決したらひじょうにきれいな会社になる」と、元のオリンパスに戻ることを熱望していた。

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