11月17日のニュース
2・3号機取水口 濃度横ばい(11月17日 20:40更新)
東京電力福島第一原子力発電所周辺で、16日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、16日、2号機の取水口付近で採取した海水からは、1cc当たりセシウム134が国の基準の4.2倍の0.25ベクレル、セシウム137が3.2倍の0.29ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近ではセシウム134が基準の3.7倍の0.22ベクレル、セシウム137が3.1倍の0.28ベクレル検出されました。
いずれも前の日から値に大きな変化はなく、全体でも横ばいの傾向が続いています。
一方、16日と15日に沿岸と沖合の合わせて9か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口など沿岸の4か所で採取した海水から放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。
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