11月8日のニュース

2号機付近濃度 やや下回る(11月8日 23:00更新)

東京電力福島第一原子力発電所周辺で、7日に採取された海水に含まれる放射性物質の濃度は、2号機の取水口付近では前の日をやや下回りましたが、全体では横ばいの傾向が続いています。
福島第一原発周辺では、4月と5月に海水から高い濃度で放射性物質が検出された2号機と3号機の取水口付近などで、東京電力が海水を採取し、放射性物質の測定を行っています。
このうち、7日、2号機の取水口付近で採取した海水からは1cc当たり、セシウム134が国の基準の4倍の0.24ベクレル、セシウム137が3.3倍の0.3ベクレル検出されました。
また、3号機の取水口付近では、セシウム134が基準の11倍の0.64ベクレル、セシウム137が8.4倍の0.76ベクレル検出されました。
2号機の取水口付近では、前の日をやや下回りましたが、3号機の取水口付近では、ほぼ変わらず、全体では横ばいの傾向が続いています。
一方、6日と7日、沿岸と沖合の合わせて9か所で行われた調査では、5号機と6号機の放水口から北に30メートル付近など、3か所で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも基準を大幅に下回っています。

11月8日のニュース一覧

トップページへ戻る

クリックするとNHKサイトをはなれます