2011年11月19日

福島大波地区・コメ基準値越えについて。


 福島大波地区・コメ基準値越えについて。

 山林に積もった大量のセシウム隠蔽問題。

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 先ずは昨日のコメントより紹介

 そんなことより、瀬戸先生の田畑の土壌改良の仕方を公表してください。土壌に放射性物質の蓄積が確認されている福島県の水田の一部で、除染をしないまま、土をかき混ぜる「田起こし」が進められていることが本紙の調査で分かった。

 国などによる除染の実施時期が不透明で、雑草が茂り土地が荒れるのを恐れた農家が行っている。汚染は表土近くに集中し適切に除染すれば安全な農地に戻るが、混ぜると放射性物質が拡散、除去が困難になり汚染長期化の恐れもある。
 

 農林水産省も把握しているが、担当者は「田起こしをして下の土に放射性物質が混じっても根さえ汚染土に触れないよう深く耕せば、問題ないのではないか」と、静観の構え。ただ、実際にそうした耕作が可能なのか確認はしていないという。

*+*+ 東京新聞 +*+*
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011111802000048.html

悲劇が今日もフクシマで起こっている・・


Posted by はじめまして at 2011年11月18日 18:51

 > そんなことより、瀬戸先生の田畑の土壌改良の仕方を公表してください。

 何を意図して書き込んで来たのか全く意味不明だ。除染と土壌改良は違う意味であり、それを一緒にしている所を見ると全く知識を有していない人であると考えられます。現在田畑で除染が行われている所は福島市内では殆どありません。

 何故ならば、政府が決めた一キロ当たり5000ベクレルを上回る田畑は存在していないからです。私の地区は1800ベクレルでした。5000ベクレルを越えると作物の栽培が禁止されている訳でが、それを大きく下回っている田畑の除染などを農水省が指導する筈もありません。

 なぜ、5000ベクレルという数字が決められたかについてですが、コメを基準として10分の1が食べるコメに蓄積するのではないかと農水省がこれまでの実験データーで推測したからでした。今回セシウムが500という基準値越えて検出された水田は、田植えを行う前は全てこの5000ベクレルを下回っていた水田でした。

 今回収穫を迎えたコメを政府や県が調査した結果、コメに蓄積したセシウムの量は一般の水田では当初予測された10分の1どころか、100分の1にも満たないことがわかりました。実際に私の地区の水田で収穫されたコメのセシウム134,137の検知数はどちらも10ベクレルを下回ったと農協職員から聞いています。

 では、何故一部の地域で基準値を上回るセシウムが検出されたのか?この答えは簡単です。山林には平野部を上回る高濃度なセシウムが存在していることを政府が隠し続けて来ました。

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 このような表図を何度も見せられると人の住んでる地域だけにしか、セシウムが落ちてこなかったかのような錯覚を覚えてしまいます。しかし、実際はそうではありません。

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 日本全体の75%は山林地帯と言われています。最近になってようやく政府はこのようなデーターを公表し始めました。山林には平地に降り注ぐ数倍の量の雨が降ります。広大な面積であるから、そこに存在するセシウムの量はどれぐらいになるのかも公表されていません。

 今回基準値を超えたコメが収穫された地域は、川の水で栽培するのではなく、山林からしみ出した水が大量に流れ込んだ水田で栽培されたものです。当初は5000ベクレル以下の土壌汚染であったものが、山林からの高濃度なセシウムが流れ込むことによって、そのセシウムがコメに蓄積したと考えられています。

 政府が山にある大量のセシウムの存在を明らかにして、その山林からの水だけで栽培する水田における監視を強めていれば、今回のような問題は未然に防げたのです。冒頭で紹介した除染しないままの「田起こし」など何の問題もないでしょう。

 問題なのは大量に山に降り注いだセシウムの存在なのです。

 既に前のエントリーになりますが、「セシウム花粉が関東地方を襲う」の中でも指摘してあります。

 「文部科学省が6月に行なった調査では、スギの生葉に含まれた放射性セシウムの最高値は1キロ当たり17万7600ベクレル」と信じられない高濃度なものとなっています。

 いくら最高値とはいえ、平坦部の調査報告とは何桁も違います。再度書きますが1キロ当たり5000ベクレルを越えて作物の栽培が禁止された田畑は避難区域や避難準備区域を除けば殆ど存在しません。

 政府が隠し続ける山林の些細なデーターを今すぐにでも公表すべきです。山林全体に降り注いだ高濃度なセシウムを吸った杉の内部で現在花粉が成長しています。2月上旬には関東一円にそれが吹いて来るのです。

 田畑の除染云々のレベルでないことだけは確かでしょう。


★愛知県豊橋市におけるリンゴ販売会の御知らせ。

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 尚、私の栽培している福島市内のリンゴのセシウム検査はコチラのサイトでご覧頂けます。


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Posted by the_radical_right at 07:49│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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