自動車の欠陥苦情、韓国車は増加

 韓国消費者院によると、今年1-10月に受理した自動車の欠陥に対する消費者からの苦情件数は、前年同期比1.8%増の2940件だった。問題は、輸入車に関する苦情が51%減の68件にとどまったのに対し、国産車に対する苦情が4.6%増の2872件に上ったことだ。

 同じ期間に輸入車の販売台数は19%増えたのに対し、国産車は2%の増加にとどまった。つまり、国産車に対する苦情は、販売の伸びの2倍以上に達したことになり、国産車の品質低下ぶりが浮き彫りとなった。

 メーカー別の苦情増加率は、双竜自動車が27.2%に達し、韓国GM(21.3%)、起亜自動車(11.7%)が続いた。現代自動車に対する苦情件数は全体の43.1%を占め、同社が韓国乗用車市場でのシェアが37.6%に達することを考えても、高い割合を占めた。

 モデル別では、韓国GMの「ラセッティ・プレミア」への苦情が最も多かった。変速がスムーズでない、ウインドウから水が漏れるなどの問題が指摘された。2位は現代自のソナタ(YF)で、走行中のサスペンションの騒音が指摘された。3位は現代自の新型グレンジャー(HG)で、排気ガスの室内流入に関する不満が多かった。

金垠廷(キム・ウンジョン)記者
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