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大和市職員 収賄容疑で逮捕

神奈川県大和市の職員が、市が発注した道路工事をめぐって、入札に関する情報を事前に漏らした見返りに業者から現金数十万円を受け取っていたとして、警察はこの職員と業者を、贈収賄の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、収賄側が大和市街づくり推進課の主査の木田達也容疑者（４９）で、贈賄側が大和市の土木会社、「ジェイロード」の取締役、池上寿基容疑者（５４）です。
警察の調べによりますと、木田主査は整備事業課の主査だったおととし７月から８月にかけて、市が発注した道路工事の入札の前に、「ジェイロード」側に工事の最低制限価格を教え、謝礼として現金数十万円を受け取ったとして収賄の疑いが持たれています。
大和市はおととし６月から工事の最低制限価格を入札まで公表しない制度に替えていましたが、「ジェイロード」はこの年度に８件の工事をいずれもほぼ最低制限価格と同じ価格で落札していたということです。
調べに対して２人は、現金の受け渡しを認めているということです。警察は２人の供述などから、木田主査が異動になる去年４月までの間に、「ジェイロード」側から複数回にわたって現金あわせて数百万円を受け取っていた疑いがあるとみて調べています。
職員が逮捕されたことについて、大和市の大木哲市長は「市民の皆様にご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。今後、事実を詳細に調査して厳正に対処して参ります」と謝罪しました。

11月18日　20時48分

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