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12月上旬に甲状腺検査 宮城・丸森町の健康調査
福島第1原発事故を受け、宮城県が丸森町筆甫、耕野の両地区で行う放射線被ばく量調査について、0歳から小学6年生までの希望者を対象に12月上旬に実施することが16日、分かった。 丸森町役場で同日開かれた政府の復興対策本部宮城現地対策本部と町の意見交換会で、同席した県の担当者が明らかにした。 原発事故後の転出入を含め、本年度時点で小学生以下の子どもは2地区合わせて83人。このうち希望する子どもが甲状腺の超音波検査を受ける。内部被ばく量を測定するホールボディーカウンターは使用しないという。 調査をめぐっては、県の有識者会議が必要性を検討。10月25日の会合で「健康への影響はない」としたが、県は住民の不安解消のために実施を決めた。検査結果を踏まえ、次回会合を年明けに開く見通し。 意見交換会では、経過観察が可能な継続検査を求める声が町側から上がった。保科郷雄町長は「2地区に限定せず町内全域で調査し、対象を18歳以下まで拡大してほしい」と、宮城現地対策本部の郡和子本部長に要望した。
2011年11月17日木曜日
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