NHK岡山県のニュース　岡山放送局

• 
• 

高校教諭３人が懲戒免職

岡山県教育委員会は、のぞきや盗撮を繰り返していた特別支援学校の４７歳の男性教諭と、生徒の体を触るなどわいせつな行為をした３０代と４０代の男性教諭のあわせて３人を１８日、懲戒免職の処分にしました。
懲戒免職されたのは、岡山瀬戸高等支援学校の小野素司教諭（４７歳）と、県南の県立高校の４０代の男性教諭、それに県北の県立高校の３０代の男性教諭の３人です。県教育委員会によりますと小野教諭は、今月３日、岡山市中区倉田の自宅周辺でアパートの部屋をのぞいたあとに巡回中の警察官に職務質問をされて警察にデジタルカメラとパソコンを押収され、県教育委員会の調べではこれまでに女性の盗撮画像を１０００枚以上保存していることがわかったということです。
また、県南の県立高校の４０代の男性教諭はことし８月から９月にかけて友人関係の悩みを相談にきた女子生徒に連絡して学校の内外で会い、キスをしたり胸を触るなどし、県北の県立高校の３０代の男性教諭は、ことし５月から９月にかけて進路などの相談にきた女子生徒３人に対して校内で胸や尻を触るなどのわいせつな行為を繰り返していたということです。
県教育委員会では懲戒免職の場合は原則、氏名を公表することになっていますが、匿名の２人については被害にあった生徒への二次被害を防ぐためとして名前を公表しませんでした。
３人は１８日付けで懲戒免職となり、それぞれの学校の校長３人も戒告や文書訓告の処分を受けました。
今回の処分について県教育委員会の竹井千庫教育長は「きわめて遺憾なことで、被害にあわれた生徒や保護者、県民の皆様に心からお詫びするとともに信頼の回復につとめたい」とコメントしています。岡山県教育委員会では、今回の不祥事をうけて今月２２日に緊急の校長会を開くことにしています。

11月18日　18時11分

•