記事の見出しへ

記事の検索へ

社会

東亜外業の整理解雇無効 神戸地裁が仮処分決定 

記事を印刷

 鋼管製造などを手掛ける中堅企業「東亜外業」(本社・神戸市)の東播工場で労働組合に加入する従業員22人が同社に対し、地位確認などを求めた仮処分申請で、神戸地裁は18日までに同社に解雇は無効とし、失職中の給料の支払いを命じる決定をした。

 決定は14日付。決定によると、同社は今年6月、事業縮小などを理由に組合員を解雇。うち労働組合「あかし地域ユニオン」に加入する約20人が解雇無効などを求めて仮処分を申請し、その後、提訴した。

 金子隆雄裁判官は「解雇を回避する努力を尽くしたとは認められず、解雇対象者や組合と誠実に協議・説明を行ったとは評価できない」と指摘。「整理解雇は客観的・合理的な理由を欠き、相当と認められない」として申請のあった8月から、訴訟の判決言い渡しまでの期間、解雇前と同程度の給料を支払うよう命じた。

 会見した原告の水谷剛志さん(36)は「当然の結果で、訴訟のはずみになる。1日も早く元の職場に戻りたい」と話した。一方、東亜外業は「担当者がいないのでコメントできない」としている。

(2011/11/18 21:28)

  • 神戸洋菓子職人
  • ネットストアさいころ2
  • ニュースポート・神戸新聞報道展示室
  • Live! VISSEL
  • 兵庫の高校野球
  • 駅伝2011
  • ミントミュージアム・バナー
  • GPS2
  • JAZZ
▲このページの先頭へ