和田監督　直接出馬も　新井、鳥谷残って

　阪神の和田豊新監督（４９）がフリーエージェント（ＦＡ）権を取得し去就が未定の新井貴、鳥谷、福原の残留交渉に直接出馬も辞さない構えを見せた。安芸秋季キャンプが休日だった１７日、高知県芸西村の宿舎で取材対応し「私の思いを伝える機会もあるかもしれない」と話した。

　新井貴、鳥谷が球団と１度、福原はすでに２度の話し合いの場を持った。ただ『残留』という返事はまだ届いていない。同監督は同キャンプ前にクラブハウスで新井貴と会った際、「必ず必要な戦力」との気持ちを伝えている。ただ面と向かって話したわけではない。正式に、そして鳥谷、福原とも膝をつき合わせる考えだ。

　「ごちゃごちゃになる前に機会をつくらないといけない。会社（球団）との話し合いでうまくいけば、それはそれでいいけど」。もつれるようなら熱い思いをぶつけ、説き伏せるつもりだ。　（島田明）