裏金問題で議員有志が孫請け元社員から聞き取り

(2011-11-18・17:22)

 松山市発注の公共工事を巡る裏金疑惑の究明を目指して一部の松山市議会議員が有志の会を立ち上げ、裏金作りに携わったとされる孫請け会社の男性元社員から聞き取りを行いました。
 有志の会を立ち上げたのは、松山市議会の自民党議員団や新風民主連合などに所属する11人の議員です。メンバーは18日、初会合を開き裏金作りに携わったとされる孫請け会社で現場の管理監督などを担当していた男性元社員から聞き取り調査を行いました。
松山市議会では、裏金疑惑の調査解明にあたる特別委員会が現在、休止状態となっていて、有志の会では今後、一刻も早い委員会再開と徹底的な疑惑解明に取り組みたいとしています。また、18日は裏金疑惑の解明を求める市民グループが市議会議員全員を対象に行ったアンケートの結果が公表されました。44人中42人の議員が回答し、松山維新の会や公明党議員団など、与党的立場にある議員のほとんどが、「公金の不正な上乗せはない」とした市の調査結果を肯定し、第三者機関によるさらなる調査の必要性を否定しています。