調査は、今年4~5月に県内外にある公私立の短大3校・大学2校で実施した。日没や月の満ち欠け、太陽系などについて基礎知識を問う9問(選択式)を出題。1、2年生を中心に667人が回答した。
「太陽はどちらの方角に沈みますか」との問いで、「西」と正解したのは75%。「東」と回答した人が22%に上り、「南」「北」も合わせて3%いた。
「月が満ち欠けする理由」は、「地球から見て太陽と月の位置関係が変わるから」と正しく答えた人は56%。不正解の「月が地球の影に入って見え方が違う」は42%、「いろいろな形の月がある」の回答も1%いた。
また「太陽、アンドロメダ銀河、月、冥王星、織り姫星」から太陽系の天体をすべて選ぶ問題では、正解の「太陽・月・冥王星」を選んだ人は25%のみ。「太陽、月、火星」から地球の周囲を回っている天体を選ぶ問題でも、正解の「月」のみは54%だった。
藤下教授によると、2001年から04年にかけて小学生に実施した同様の調査で、3割が日没の方角を西と回答できなかった。今回は、その世代が大学に進学した現在の知識の推移を調べる狙いもあったという。
藤下教授は「日没の方角は、生活の中で自然と身に付く知識のはず。正答率の低さは衝撃的。小学校以降の理科教育で、知識が修正も補完もされなかった表れだ」と指摘している。(岩下勉)
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