広島市中心部を１４０万個の電飾で彩る「ひろしまドリミネーション２０１１」が17日、中区の平和大通りや繁華街で始まった。官民でつくる実行委員会の主催。東日本大震災を受け、絆を光で演出。点灯終了を30分早め、消費電力の少ない発光ダイオード（ＬＥＤ）の使用率を高めた。来年１月３日まで。

　平和大通り緑地帯であった点灯式には、実行委が電飾を貸し出す仙台市のＳＥＮＤＡＩ光のページェントの瀬戸敏之実行委員長が出席し「皆さんの思いを被災地に届けたい」とあいさつ。広島市の松井一実市長たちがボタンを押すと、ツリーや城などのオブジェが一斉に光を放った。

　会場は平和大通りの東西約１キロ区間、元安川左岸、並木通りなどで、午後５時半〜10時半に点灯する。

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【写真説明】絆を表現した人型のオブジェや、散りばめられた光の競演を楽しむ人たち＝１７日午後７時３５分、広島市中区（撮影・井上貴博）