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会員制サイト 中学生 不正アクセス容疑

2011年11月10日

◆他人のパスワードで

  インターネット上で自分の好みのキャラクターを作って遊ぶ会員制交流サイト「アメーバピグ」。そこに、他人のパスワードを聞き出して不正にアクセスしたとして、山口県警柳井署は9日、北九州市の15歳と14歳の男子中学生2人を不正アクセス禁止法違反などの疑いで山口地検岩国支部に書類送検し、発表した。

◆「安易に犯罪、注意」県警

  北海道旭川市の中学生の少年(13)についても同様の非行事実で山口児童相談所に通告した。

  発表によると、自分のパスワードでサイトにアクセスできなくなった田布施町の小学生の父親から4月、「キャラクターがとられた」と署に相談があった。調べたところ、小学生は「サイト内の仮想通貨『アメG』をあげるからパスワードを教えて」と持ち掛けられ、教えていた。3人は、この小学生や島根県浜田市の中学生から聞き出したパスワードで不正にアクセスしたうえ、パスワードを変更した疑いがある。

  アメーバピグでは、実在する街に似た仮想空間があり、仮想通貨で買い物をして、自分のキャラクターの着せ替えや部屋の模様替えなどができる。3人は会員だったが「(自分のよりも)かっこいいアイテムやキャラクターが欲しかった」と話しているという。

  このサイトを巡っては、愛知県警が不正アクセス禁止法違反容疑で8人を摘発した。山口県警生活安全企画課は「相手の見えない仮想空間では、低年齢層が特に安易に罪を犯しやすい。ルールをしっかり守って使ってもらうように呼びかけていきたい」としている。
(高田正幸)

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