環境省は15日、福島県内の河川や湖、ダムなど計193地点について、底の土壌に含まれる放射性物質濃度の調査結果を発表した。東京電力福島第1原発事故の緊急時避難準備区域に指定されていた南相馬市を流れる太田川の1地点の川底で1キログラム当たり最高6万ベクレルの放射性セシウムが検出されるなど、ほぼすべての地点で放射性セシウムが検出された。
併せて実施した水質調査は、警戒区域内の浪江町のダムで水1リットル当たり最高27ベクレルを検出するなどしたが、ほとんどの地点で不検出だった。環境省は「泥や砂の粒子に吸着した放射性物質が沈殿し、土壌の濃度が高くなっている」と分析。調査を継続して市町村の除染計画の参考にしてもらう考えだ。
同省によると、川底などで数値が高かったのは、4万3千~3万ベクレルが検出された沿岸部5地点と内陸部の1地点の川底など。多くの地点で検出された値は数百~数千ベクレルの範囲だった。
河川敷など河川周辺の土壌の放射性物質濃度も調査。福島市内の松川河川敷の土壌で最大10万4千ベクレルを検出するなど、警戒区域以外でも一部で高い値を検出した。この値について環境省は「周辺の空間線量は高くないので、局地的な数値と考えられる」としている。
同様の調査は5月と7月に続き3回目。今回は調査地点を約30カ所から大幅に増やした。〔共同〕
東京電力、放射性セシウム
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