エプソンダイレクト「Endeavor NJ5500E」実力診断!

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フルHD液晶、高速GPU、Core i7を搭載可能! ハイスペックを追求した、パワフル15.6型液晶搭載ノート エプソンダイレクト「Endeavor NJ5500E」実力診断!

エプソンダイレクトのノートパソコン「Endeavor NJ5500E」シリーズは、15.6型液晶を搭載するクラスの製品ながら、ワンランク上のハイスペックを追求できるのが魅力だ。ベースモデルには、「クアッドコアCPU搭載モデル」と「フルHD液晶&専用GPU搭載モデル」の2種類が用意されており、用途に合わせたスペック構成が可能。今回は、この「NJ5500E」シリーズの中から、エンターテインメント用途にも使いやすい「フルHD液晶&専用GPU搭載モデル」をご紹介しよう。

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15.6型液晶搭載ノートとは思えない!ハイパフォーマンスを検証

使い勝手のよい15.6型ノートにハイスペックを搭載

  • 落ち着いたシルバーカラーを身にまとった「Endeavor NJ5500E」シリーズのボディ
  • 落ち着いたシルバーカラーを身にまとった「Endeavor NJ5500E」シリーズのボディは、やや丸みを帯びたフォルム。シンプルで実用的なボディは、いかにもエプソンダイレクトらしいデザインだ

「Endeavor NJ5500E」シリーズは、エプソンダイレクトのノートパソコンのラインアップの中では、ハイエンドに位置するフラッグシップモデルだ。使い勝手のよい15.6型液晶を搭載するボディサイズでありながら、17型液晶を搭載することの多いハイエンドノートにも劣らないハイスペックを追求できる。このことは、「クアッドコアCPU搭載モデル」と、「フルHD液晶&専用GPU搭載モデル」というハイスペック志向の2種類のベースモデルが用意されていることからもよくわかるだろう。

この「NJ5500E」シリーズをはじめとした15.6型液晶を搭載したノートパソコンは、価格.com上でも売れ筋ランキングの上位を占める人気ジャンルなのだが、最近ではどのパソコンのスペックも似通ってきた感がある。しかし、「NJ5500E」シリーズは、好みのスペックをユーザーが選択できるBTOのよさを生かし、通常のスタンダードノートよりもワンランク上のスペックを目指せる高性能モデルになっているのだ。今回は、3Dゲームや動画編集など、家庭でのエンターテインメント用途にもフル活用できる「NJ5500E」シリーズの「フルHD液晶&専用GPU搭載モデル」を使って、その実力をチェックしてみた。

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高速GPU「GeForce GT 540M」搭載。3Dゲームもこなせるグラフィック性能

  • GPUに「NVIDIA GeForce GT540M」を標準搭載
  • フルHD液晶&専用GPU搭載モデルは、GPUに「NVIDIA GeForce GT540M」を標準搭載する。CPU内蔵のグラフィック機能よりも高い描画性能を発揮してくれる

まずは、フルHD液晶&専用GPU搭載モデルの大きな特徴となっているグラフィック性能からチェックしてみよう。このモデルが搭載するNVIDIA「GeForce GT540M」は、最新の3Dゲームなどに用いられるDirectX 11をフルサポートしており、物体を表現する多角形のポリゴンをきめ細かく分割するテッセレーション技術や、ポリゴンに高さを描き出すディスプレイスメントマッピング技術によって、人物や風景をよりなめらかな立体感で描き出せるのが特徴。また、グラフィック負荷に応じて専用GPUとCPU内蔵GPUを自動で切り替えてくれる「NVIDIA Optimusテクノロジ」にも対応しており、パワフルな描画性能を持つ「GeForce GT540M」と、省電力のCPU内蔵GPUとを用途に応じて切り替えて使用できる。高いグラフィック性能を持ちながら、それほど負荷がかからない場合には省電力で動作できるというバランスのいい運用が可能なのだ。

  • 「NVIDIA Optimusテクノロジ」の設定を手動で行うことも可能
  • 「NVIDIAコントロールパネル」にアクセスすると、「NVIDIA Optimusテクノロジ」の設定を手動で行うことも可能だ

それでは、グラフィック性能を検証してみよう。テストに利用したのは、3Dゲーム「BIOHAZARD 5」のベンチマークプログラムだ。テスト結果は、CPU内蔵GPUの「インテル HD グラフィック 3000」のグラフィック機能を使用した場合の平均フレームレートが17.8fpsの「ランクC」だったのに対し、「GeForce GT540M」では平均フレームレート32.4fpsの「ランクB」にランクアップした。当然ながら、テスト中に表示される映像の動作も、明らかに「GeForce GT540M」を使用したほうがなめらかに表現されていた。専用GPUを搭載した「NJ5500E」は、それなりに描画性能が求められる3Dゲームでもプレイできるグラフィック性能を備えていることがわかる。

  • インテル HD グラフィックス 3000使用時

    テストマシンのCPU内蔵GPU「インテル HD グラフィックス 3000」での結果は、平均フレームレート17.8fpsの「ランクC」

    テストマシンのCPU内蔵GPU「インテル HD グラフィックス 3000」での結果は、平均フレームレート17.8fpsの「ランクC」。表示がもたついたり、画面がかなりカクカクする場面もあるなど、通常どおりのプレイは難しそうだ

  • NVIDIA GeForce GT540M使用時

    「GeForce GT540M」でのテスト結果は、平均フレームレートが32.4fpsの「ランクB」

    「GeForce GT540M」でのテスト結果は、平均フレームレートが32.4fpsの「ランクB」。ノートパソコンとしてはなかなかの結果だ。シーンの転換やオブジェクトの動きなどもとてもなめらかに表示されていた

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第2世代インテル Core i7 プロセッサーと高速SSDなど、ワンランク上の性能も実現可能

  • 「インテル Core i7-2620M プロセッサー」と高速SSDを搭載した試用機では、ほぼまんべんなく高いスコアを叩き出した
  • Windows 7のパフォーマンス指針となる「Windowsエクスペリエンス インデックス」。「インテル Core i7-2620M プロセッサー」と高速SSDを搭載した試用機では、ほぼまんべんなく高いスコアを叩き出した

パソコンの基本性能を大きく左右するCPUは、Sandy Bridgeの開発コードで知られる第2世代インテル Core プロセッサー・ファミリーの「インテル Core i3-2310M プロセッサー」「インテル Core i5-2410Mプロセッサー」「インテル Core i5-2520Mプロセッサー」「インテル Core i7-2620M プロセッサー」の4種類から選択できる。どれもふたつのCPUコアを備えたデュアルコアCPUだが、「インテル ハイパースレッディング・テクノロジー」に対応しているので、1つのCPUコアで2スレッドを同時処理可能。合計4スレッドを同時処理できるため、マルチスレッドに対応したソフトをスムーズに動作させることができる。

さらに、「インテル Core i5-2410Mプロセッサー」以上のCPUを選択すれば、Sandy Bridge世代で進化した「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー 2.0」にも対応する。この機能は、CPU高負荷時には一時的に動作クロックを引き上げて、処理能力をアップしてくれるというもので、OS起動時やアプリケーション起動時など、一時的に高い負荷がかかる処理の際にその威力を発揮してくれる。特に、電源投入時などCPUが冷えているときは、TDP(熱設計電力)を超えたオーバークロックも可能なので、OS起動時間の短縮化などに高い効果がある。ちなみに、「インテル Core i7-2620M プロセッサー」を搭載したテストマシンの「Windows エクスペリエンス インデックス」のプロセッサスコアは、7.9点満点中で「7.1」とかなりのハイスコアを記録していた。一般的にはインテル Core i7 プロセッサーを搭載できないことの多い15.6型クラスのノートとしては、このCPUの処理能力の高さは非常に頼もしい。

  • ノートパソコンとは思えないほどの高速なデータの読み書きが行える
  • 補助記憶装置にSATA3.0対応の「インテル SSD 510シリーズ」を選択すれば、シーケンシャルファイル・ランダムファイルともに、ノートパソコンとは思えないほどの高速なデータの読み書きが行える

また、「NJ5500E」シリーズは、補助記憶装置にSSDを選択することで、さらなる高速性を追求することもできる。このSSDの中でも特に注目したいのは、SATA3.0(シリアルATA 600MB/s)に対応した「インテル SSD 510シリーズ」が用意されている点だ。SATA3.0は、従来のSATA2.0対応SSDに比べて約2倍のデータ転送速度を実現しており、パソコンの高速化に大きく寄与してくれる。実際にこのSSDを搭載した試用機の「Windows エクスペリエンス インデックス」のプライマリハードディスクのスコアは、ほぼ満点となる「7.8」をマークしているほど。ディスクへのデータ読み書き速度を測定できるベンチマークプログラム「CrystalDiskMark 3.0.1」でも、シーケンシャルファイルの読み書き、ランダムファイルの読み書きともに、非常に高速な結果が得られた。SSDは磁気ヘッドや物理的なディスクがないため、消費電力や耐久性の点にすぐれるというメリットもあり、とことんパフォーマンスを追求したいユーザーはぜひとも注目したいオプションだ。

このように、「NJ5500E」シリーズのフルHD液晶&専用GPU搭載モデルは、15.6型液晶を搭載したスタンダードノートながら、GPUに「GeForce GT540M」を標準搭載し、さらに、高性能なCPUやSATA3.0対応SSDを選択することで、ワンランク上のハイパフォーマンスを追求できるのだ。なお、ここで紹介したパフォーマンスの面だけでなく、搭載する液晶や外部インターフェイスなどにも見るべきものは多い。PART2では、これらの点についてもくわしく見ていこう。

PART2 高精細!15.6型フルHD液晶ディスプレイの実力へ

エプソンダイレクト「Endeavor NJ5500E」の主なスペック

機種名 クアッドコアCPU搭載モデル フルHD液晶&専用GPU搭載モデル
 

「Endeavor NJ5500E」クアッドコアCPU搭載モデル

価格:74,550円〜
キャンペーン価格:67,200円〜
(※2011年10月17日17:00まで)

「Endeavor NJ5500E」フルHD液晶&専用GPU搭載モデル

価格:74,550円〜

 

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エプソンダイレクト「Endeavor NJ5500E」フルHD液晶&専用GPU搭載モデル価格.comで詳細をチェック!

CPU Windows 7 Ultimate 32bit 正規版 SP1適用済み/
Windows 7 Professional 32bit 正規版 SP1適用済み/
Windows 7 Home Premium 32bit 正規版 SP1適用済み/
Windows 7 Ultimate 64bit 正規版 SP1適用済み/
Windows 7 Professional 64bit 正規版 SP1適用済み/
Windows 7 Home Premium 64bit 正規版 SP1適用済み
CPU インテル Core i7-2630QMプロセッサー/
インテル Core i7-2720QMプロセッサー/
インテル Core i7-2820QMプロセッサー
インテル Core i3-2310Mプロセッサー/
インテル Core i5-2410Mプロセッサー/
インテル Core i5-2520Mプロセッサー/
インテル Core i7-2620Mプロセッサー
チップセット モバイル インテル HM65 Express チップセット
メモリー 2.0GB/4.0GB/8.0GB
グラフィック CPU内蔵3Dグラフィックス NVIDIA GeForce GT 540M(1GB)
ディスプレイ 15.6型 WXGA液晶(LEDバックライト) 15.6型 フルHD あざやかグレア液晶(LEDバックライト)
HDD/SSD HDD:320GB、640GB(5400rpm)/
250GB、500GB(7200rpm)
SSD:120GB(シリアルATA 600MB/s)インテル製 510シリーズ/
80GB(シリアルATA 300MB/s )インテル製
光学ディスクドライブ DVD-ROMドライブ/スーパーマルチドライブ/スリムBlu-ray Discコンボドライブ
ネットワーク 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T
無線LAN なし、IEEE802.11a/b/g/n、IEEE802.11a/b/g/n+WiMAX
外部インターフェイス USB 2.0×2、USB 3.0×2、マイク入力×1、ヘッドホン出力(ステレオ)×1、
アナログRGB×1、HDMI×1
バッテリー駆動時間 約5.3時間 約5.0時間
外形寸法 380(幅)×262(奥行)×34〜37(高さ)mm(突起部除く)
質量
(バッテリー含む/基本構成時)
約2.5kg 約2.6kg