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発砲2人死亡:死亡女性は過去にストーカー被害で相談

事件のあったマンション前を調べる捜査員ら=東京都江東区で2011年11月9日午後9時6分、山本晋撮影
事件のあったマンション前を調べる捜査員ら=東京都江東区で2011年11月9日午後9時6分、山本晋撮影

 東京都江東区北砂2のマンション敷地内で住人の会社員、大宮美雪さん(44)が拳銃で撃たれて死亡した事件で、警視庁捜査1課と城東署は10日、拳銃を撃ったとみられる男の身元を墨田区両国4、職業不詳、岡克巳容疑者(68)だったと発表した。大宮さんが元交際相手の岡容疑者からストーカー被害を受け、同署に相談していたことも判明。捜査1課などは、岡容疑者が大宮さんを殺害後、自分の頭を撃って自殺したとみて、容疑者死亡で殺人と銃刀法違反容疑で書類送検する方針。

 捜査関係者によると、岡容疑者は大宮さんと10年以上前からの知り合いで、06年末まで交際していたという。交際中は、一緒に喫茶店を経営していた。

 大宮さんは別れた後、岡容疑者に付きまとわれたり、留守番電話に「復讐(ふくしゅう)してやる。道連れにする」などと吹き込まれたため、07年2月~09年7月、10回にわたって同署にストーカー被害を相談。同署は07年4月、岡容疑者に対してストーカー規制法に基づく警告を行ったほか、09年7月にも口頭注意していたという。【内橋寿明、小泉大士】

毎日新聞 2011年11月10日 12時22分(最終更新 11月10日 13時32分)

 

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