地方東京湾に影響なし? 市原エコセメント高濃度放射性物質排水2011.11.4 21:32

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東京湾に影響なし? 市原エコセメント高濃度放射性物質排水

2011.11.4 21:32

 ゴミの焼却灰などを原材料にセメントを製造する「市原エコセメント」(千葉県市原市)から、基準値を超える放射性セシウムを含む排水が東京湾に流されていた問題で、千葉県は4日、同社排水口の周辺海域で海水中放射能濃度の測定調査を行った結果、放射性ヨウ素、放射性セシウムのいずれも検出されなかったと発表した。

 県水質保全課によると、調査は問題発覚後の2日に行われ、同社排水口から30メートル離れた地点と、市原港内の3地点、同港から北西2キロの沖合地点の計5地点で採取した海水を測定した。その結果、「排水による汚染の影響はみられなかった」(同課)として、継続調査は行わない方針。

 一方、県廃棄物指導課が同社排水処理施設の放流槽内の放射能濃度を測定したところ、2日時点で1キログラムあたり890ベクレルの放射性セシウムを含んおり、基準値の約12倍高かった。同社は同日以降、排水の放流を停止している。

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