TPP参加は大チャンス…キッシンジャー氏

  • 2011年 11月14日 22時17分
  • 提供元:読売新聞
懇親会で外交問題などについて語ったキッシンジャー氏(14日、岡山市南区で)

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懇親会で外交問題などについて語ったキッシンジャー氏(14日、岡山市南区で)

 元米国務長官でノーベル平和賞を受賞したヘンリー・キッシンジャー氏(88)が14日、岡山市南区の吉兆庵美術館で地元関係者ら約40人との懇親会に出席、日米外交などについて語った。
 キッシンジャー氏が岡山大で講演した2009年から交流が続いており、同美術館を運営する菓子販売会社「宗家源吉兆庵」(東京都中央区)が企画した。
 同社の岡田拓士社長や高谷茂男・岡山市長らと一緒に、キッシンジャー氏は和菓子を味わいながら、にこやかに歓談。在日米軍の再編などで揺れる日米関係については「問題は常に存在する。問題が起こるというのは成功している物差しでもある」と話した。
 懇親会に先立ち、この日は岡山大でも講演。環太平洋経済連携協定(TPP)について「日本では『どんな犠牲を払うべきか』という議論だが、『何が一緒に達成できるか』を考えるべきだ」と強調し、「TPPへの参加は(環太平洋の)国際協調につながる大きなチャンスだ」と述べた。

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