TPP協議へ体勢づくり確認
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TPP協議へ体勢づくり確認

11月12日 18時43分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

ハワイで開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議に出席していた枝野経済産業大臣は、アメリカのカーク通商代表と会談し、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加に向けて関係国との協議に入る方針を伝えたうえで、双方で今後、協議に向けた態勢づくりを急ぐことで一致しました。

この中で、枝野経済産業大臣は「エネルギーを注いで作業をやっていきたい」と述べ、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加に向けて関係国との協議に入る方針を伝えました。これに対し、カーク通商代表は「日本の決断を歓迎する」と述べ、日本の方針を歓迎する意向を示しました。そのうえで枝野大臣とカーク通商代表は、今後交渉に向けた協議を具体的に進めていくため、態勢づくりを急ぐことで一致しました。一方でカーク代表からは、今後の日米の協議をにらんで、早速アメリカ側が関心を持っている分野について質問が出たいうことです。また枝野大臣は、TPP交渉参加国のニュージーランドのグローサー貿易相とも会談し、この中でグローサー貿易相は「センシティブ品目があるのは日本だけではないので、互いに解決方法を見いだせるよう努力したい」と述べて、TPPで自由化の例外とする品目について一定の理解を示したものの、日本だけに認められるものではないという認識を示しました。