添田町の山本文男前町長の解職請求(リコール)を巡り、町議会の百条調査特別委員会での証言拒否などを理由に地方自治法違反容疑で告発され、不起訴となった前町長の元後援会長ら3人について、町議ら町民3人が9日、飯塚検察審査会に審査を申し立てた。
元後援会長ら3人は昨年4月、前町長のリコール批判のビラを町内の各世帯に郵送。宛名書きで町保有の個人情報が流用された疑いがあるとして、町議会は同5月に百条委を設置したが、後援会長らは証言や資料提出を拒んだため、議会は同7月に3人を刑事告発。だが、地検飯塚支部は今年3月にいずれも不起訴とした。
申立書では「個人情報の不正使用はいまだにわからず、証言を拒否しても処罰されないという前例をつくることにもなる」として、審査を求めている。
〔筑豊版〕
毎日新聞 2011年11月10日 地方版
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