皇室ジャーナリスト神田秀一「天皇がタートルネックだったわけを推測」

「御所内で夕食を召し上がられてくつろがれていた時に、「侍医の判断で”すぐに病院へ”ということになり、そのまま東大病院へ向かわれたのではないでしょうか？」

メシ食った後ホッとくつろいでいたら、侍医が即入院しろって言ったんだって！
タートルネックのわけなんか、ほんとにどうでもいいことなのがよくわかる記事ですｗ

天皇が摂政を置くことによって役目を取り上げられたとがっくりくるかもしれないから、摂政はよくない、と國學院大學神道文化学部教授・大原康男氏、西尾キャンディ氏・京都産業大学法学部教授所功氏などの意見の後「少なくとも現行憲法にも皇室典範にも、天皇の意思が入る余地がまったくないのは事実である」と一応書いておいて、皇室典範には天皇が高齢が想定されていないための不備を,所教授が「憲法上の国事行為以外に、象徴の公的行為と言われることが沢山あるので、高齢を理由にある部分だけを委ねろということがあってもいい」と書いた後で、唐突に橋本明が登場する。
「皇室典範を改正して、生前の譲位権を陛下にお与えすればいいのではないか。ご自身が自身の健康と国民に対して果たすべき責任を判断した上で、”これ以上は果たせない”と思ったときには、子供たちに天皇の地位を渡せばいい。誰に渡すのかについても、陛下ご自身がお決めになればいいと思う」

天皇は憲法にちゃんと定められている「象徴」である。
橋本はまるで、憲法より皇室典範が上位にあるかのような言いようだが、憲法前文にはなんと書いてあるか？

ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

つまり、私達国民が幸せにならないことは決められないのではないの？
天皇になる人の意思は必ず国民の福利につながると言い切れるの？
「天皇の意思が入らないようになっている」と解釈はできないか？
だって、国民主権だから。

第一条　天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

つまり、橋本は天皇という象徴の「地位」は国民の総意だけれども、誰がなるかは別だろう、と言いたいのだろう。しかし、それなら「なにも皇族でなくてもいいんじゃない？天皇は皇族でなくちゃいけないという規定もないのだし、主権は国民にあるのだし」という理由も成り立つんじゃないの？
こんなことを言い出したら、「国民から選挙で天皇を選びましょう」なんてことにならないとも限らない。
若い人なら、この案に乗る人間、多いんじゃないかな？

廃太子を叫んだ橋本が、次の天皇に誰を想定しているか、わざわざ「誰に渡すのか陛下が決めていい」などと付け加えていることで丸わかりだけれども、いやむしろ、こっちの方を言いたいのだろうが、バカにお使いを頼むとトンデモナイことになるという例を見ているみたいだ。