脱原発を呼びかける「さよなら原発! 福岡1万人集会」が13日、福岡市中央区の舞鶴公園で開かれ、約320の団体などから約1万5000人(主催者発表)が参加、同区の九州電力本店までデモ行進し、「原発いらない」「地球を守ろう」などと訴えた。
同市の市民団体代表の青柳行信さん(65)らが企画。伊波洋一・前沖縄県宜野湾市長、原田正純・熊本学園大教授ら20人が呼びかけ人となった。
集会では専門家によるシンポジウムもあり、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の汚染地域調査に参加した藤田祐幸・元慶応大助教授が「日本中の原発をただちに止め、福島の子供たちを救わなければならない。市民一人ひとりの力が必要だ」と訴えた。