脱原発を訴える「さよなら原発!福岡1万人集会」が13日、福岡市内であった。九州・山口を中心に西日本各地から約1万5000人(主催者発表)が参加するなど「反原発」を掲げるイベントとしては九州で過去最大。デモ行進もあり、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働反対などを叫んだ。
同市内の九電本店前にテントを張り、脱原発を訴えて座り込みを続ける青柳行信さん(65)=同市博多区=らが企画し、市民団体などに参加を呼びかけた。九州各地の大学教授や伊波洋一・前沖縄県宜野湾市長らも呼びかけ人となり、韓国の団体も含め約300団体が集まった。
中央区城内の舞鶴公園でバンド演奏やシンポジウムなどの後、全原発の廃炉を求める集会宣言を採択。デモ行進は3コースに分かれ、横断幕やプラカードを掲げて「原発いらない」「電気は足りてる」などとシュプレヒコールを上げながら繁華街を練り歩いた。
妊娠中ながら夫と参加した同市中央区の主婦、小柳麻紀さん(36)は「生まれてくる子供のことを考えても、玄海原発などで事故が起きないか心配。節電するので原発は廃止してほしい」と話した。【福永方人】
毎日新聞 2011年11月14日 10時38分(最終更新 11月14日 10時54分)
ウェブサイトが15分で簡単作成、しかも無料で
「はやぶさプロジェクト」のサポートチームに参画