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NHK杯女子 鈴木選手初優勝

11月12日 20時48分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

フィギュアスケートの国際大会、NHK杯は2日目。女子シングルは、後半のフリーの演技が行われ、ショートプログラムでトップの鈴木明子選手が逃げ切り、初優勝を果たしました。

NHK杯は、世界各国で開かれる国際大会、グランプリシリーズの1つで、ことしは第4戦として11日から札幌市で開かれています。2日目の12日は、女子シングルのフリーの演技などが行われました。11日のショートプログラムで首位に立った鈴木選手は後半のジャンプの失敗が響いてフリーでは2位でしたが、ショートプログラムとの合計は185.98でNHK杯初優勝を果たしました。鈴木選手は、グランプリシリーズの成績の上位6人が出場できるグランプリファイナルへの出場を決めました。一方、ショートプログラムで3位だった浅田真央選手は、ショートプログラムで失敗した3回転半ジャンプのトリプルアクセルは飛びませんでしたが、ほぼミスのない演技でフリーではトップでした。しかし、合計点では鈴木選手に1.79及ばず2位でした。石川翔子選手は10位でした。

女子シングルで初優勝を果たし、グランプリファイナル進出を決めた鈴木明子選手は「優勝はうれしいですがフリーの演技は全然満足できない出来で悔しいです。前半のジャンプはうまくいきましたが、後半のジャンプをミスして動揺してしまいました。グランプリファイナル出場は決まりましたが次はショートプログラム、フリーともに自分の実力を出せるようにしたいです」と話していました。

2位の浅田真央選手は「コーチと話をしてまだ調整が間に合っていないということで演技にトリプルアクセルを盛り込むのは止めました。取りこぼしをしないことなど、この大会の目標はクリアできたので自分にとってはよい初戦になったと思います。まだまだ自分には伸びしろがあると思うし、次に出場するロシア大会までにはトリプルアクセルをしっかり飛べるようにしたいと思います」と話していました。

大会は13日、最終日を迎え、男子のフリーなどが行われます。