事件【放射能漏れ】福島第1原発・吉田昌郎所長 一問一答 「甘かった部分がある」+(1/2ページ)(2011.11.13 09:19

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【放射能漏れ】
福島第1原発・吉田昌郎所長 一問一答 「甘かった部分がある」

2011.11.13 09:19 (1/2ページ)放射能漏れ
記者の質問に答える吉田昌郎福島第1原発所長=12日午後、福島県大熊町の福島第1原発(代表撮影)

記者の質問に答える吉田昌郎福島第1原発所長=12日午後、福島県大熊町の福島第1原発(代表撮影)

 福島第1原発の吉田昌郎所長と記者団の一問一答は次の通り。

 --今伝えたいことは

 「福島県の皆さま、国民の皆さまもそうですが、発電所で事故を起こし、ご迷惑、ご不便をおかけしたことについて、心よりおわび申し上げたい。政府や民間企業の協力もあり、何とか安定した状態にもってこられた。福島県、日本全国、世界から支援の手紙をいただいたりして、本当に励みになった」

 --振り返って一番厳しかった状況は

 「3月11日から1週間が一番、次がどうなるか想像できない中で、できる限りのことをやった状況。極端なことを言うと、もう死ぬだろうと思ったことが数度あった」

 --死ぬかと思ったというのは

 「現場からけがをした人間が帰ってくる状況で、最悪、核燃料が爆発したとなると大量の放射能が出て、コントロール不能になってくる。最後はやはり2号機の原子炉になかなか水が入らず、一寸先も見えない。最悪、メルトダウン(炉心溶融)もどんどん進んでくる、コントロール不能になるという状態を感じたので、その時に、これで終わりかなと感じた」

 --水素爆発の一報は

 「まず『ボン』という音を聞いた。現場から帰った人間から1号機が爆発したみたいだとの情報が入った。3号機は音と画像、NHKのテレビ画像(で知った)」

このニュースの写真

東京電力福島第一原子力発電所の原子炉建屋。手前から4号機、3号機、2号機、1号機=12日午前11時3分、福島県大熊町(代表撮影)
重機を使って復旧作業に従事する作業員=12日午前、福島県大熊町の福島第1原発(代表撮影)
爆発で原子炉が破損した3号機=12日午前、福島県大熊町の福島第1原発(代表撮影)
防護服に身を包み、福島第1原発に入る報道関係者ら=12日午前、福島県大熊町(代表撮影)
津波で破壊された3号機のタービン建屋周辺=12日午前11時10分、福島県大熊町(代表撮影)
免震重要棟にある緊急時対策本部室が報道陣に公開された=12日午後0時36分、福島県大熊町(代表撮影)

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