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郷ひろみがAKBが“美空ひばりさん魂”で被災地支援

スポーツ報知 11月12日(土)8時2分配信

郷ひろみがAKBが“美空ひばりさん魂”で被災地支援
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ひばりさんの映像の前で、参加者全員が声を合わせた
 1989年に52歳で亡くなった国民的歌手・美空ひばり(本名・加藤和枝)さんの二十三回忌メモリアルコンサート「だいじょうぶ、日本!〜空から見守る 愛の歌〜」が11日、東京ドームで開催された。東日本大震災復興のチャリティー公演として、郷ひろみ(56)、五木ひろし(63)、近藤真彦(47)、EXILE、AKB48ら22組のアーティストが出演。88年、ひばりさんが伝説の不死鳥コンサートを行った会場で「真赤な太陽」、「お祭りマンボ」などの名曲、30曲以上を熱唱した。

 “不死鳥”ひばりさんが、23年ぶりに東京ドームに帰ってきた。生前、親交があった郷ひろみ、五木ひろしだけでなく、ゆず、AKB48、司会の徳光和夫氏(70)、藤原紀香(40)ら、15歳から79歳まで世代を超えた全22組が集結。震災被災者への“応援歌”として、ひばりさんの名曲を次々と歌い継いだ。

 冒頭、ひばりさんをイメージしたスポットライトが、外野方向からステージに続く100メートルの花道をゆっくりと照らした。88年4月11日、ひばりさんが東京ドーム公演のラストで去っていった花道。同じセットを組み、ひばりさんが帰ってきたように見せる演出に、4万5000人のファンから大歓声が沸き起こった。

 AKB48は真っ赤な衣装で「お祭りマンボ」を披露。花道を駆け抜け、映像の中のひばりさんに歌い継いで“共演”だ。出演したメンバー16人中11人は、ひばりさんが亡くなった89年以降に誕生。1991年生まれの高橋みなみ(20)は「ひばりさんの歌は、とても勉強になりますし、生きる人たちに『もっとひばりさんを知りたい』と思うきっかけになってくれればうれしい」と呼び掛けた。

 家族ぐるみの親交があった郷は赤ジャケット姿で「真赤な太陽」を熱唱。「素のひばりさんは、めちゃめちゃチャーミングだった」と言い、「存命だったら、間違いなく先頭に立ってコンサートを企画され、歌の力で復興を応援したことと思います。外から見守っていてください」と話した。また、近藤は約30年前のテレビ番組でひばりさんに「おばさん、歌うまいね」と話しかけたエピソードを照れ臭そうに披露した。

 フィナーレでは全員で「川の流れのように」を大合唱。“元祖三人娘”の雪村いづみ、同郷・横浜市磯子出身のゆずら多くのアーティストが、昭和の歌姫に届け、とばかりに、声を張り上げた。今回の収益の一部は復興支援金として寄付される。

 ◆体調不良で出演取りやめ ゆきりん&さしこ この日のコンサートに出演予定だったAKB48の柏木由紀(20)、指原莉乃(18)が、いずれも体調不良のため出演を取りやめた。代役として秋元才加、阿部マリアがステージに立った。関係者は「指原は微熱で、いずれも大事をとって」と説明。柏木は12日に幕張メッセで行う「風は吹いている」劇場盤発売記念大握手会も欠席する。

 ◆ひばりさんの東京ドーム公演 87年4月、両側大腿(だいたい)骨骨頭壊(え)死と慢性肝臓病、ひ臓肥大に侵され、公演先の福岡で倒れて5か月間入院したひばりさん。その後、米ハワイなどで静養し、88年4月11日、復活コンサートとして東京ドームを舞台に選んだ。楽屋に医師、看護師を待機させた状態で、5万人を前に全39曲を熱唱。フィナーレでは足の痛みに耐え、100メートルの花道を歩いた。「再起不能」とまでいわれたが、不死鳥のようによみがえった歌声に日本中が感動した。

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最終更新:11月12日(土)8時2分

スポーツ報知

 

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