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APEC 日本は積極的貢献強調

11月12日 17時13分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

ハワイで開かれていたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の閣僚会議で、日本は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加に向けて関係国との協議に入る方針を表明し、APECが目指す域内での経済統合などにより積極的に貢献する考えを強調しました。

ハワイのホノルルで開かれたAPECの閣僚会議には、日本から玄葉外務大臣と枝野経済産業大臣が出席しました。今回の会議では、アジア太平洋地域での経済統合や貿易拡大を加速させる具体策を主な議題に意見が交わされました。この中で、TPPの交渉参加に向けて関係国との協議に入る方針を決定したうえで会議に臨んだ日本は、玄葉大臣と枝野大臣がこの方針を表明し、APECが目指す域内での経済統合などにより積極的に貢献する考えを強調しました。会議は、このほか太陽光発電など環境関連の製品について貿易の自由化を進め、経済成長と環境への対応を両立するいわゆる「グリーン成長」に域内各国が取り組むことなどを盛り込んだ閣僚宣言を採択し、閉幕しました。枝野大臣は、TPPの方針に対する各国の反応について「ニュージーランドやマレーシアなどTPP交渉参加国と会談などをしたが、皆歓迎するとの話だった」と述べ、成果を強調しました。