(cache) 宇宙最初の星、太陽の40倍 京大が計算で成長再現 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 宇宙最初の星、太陽の40倍 京大が計算で成長再現


     宇宙最初の星の誕生から3万年後となる計算結果を表す図。中心に星があり、上下方向にガスを吹き飛ばしている(京都大などの研究チーム提供)

     宇宙誕生の大爆発ビッグバンから数億年後に生まれた最初の星は、10万年かけて太陽の約40倍の重さに成長したことを、京都大や東京大の研究チームが計算で突き止め、11日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。

     チームは、最初の星がどのように生まれ進化したかを、コンピューターの中で再現。従来の理論より小さい星となる結果になった。直接観測が難しい初期宇宙の成り立ちに迫る成果という。

     チームは、水素やヘリウムという軽い元素が集まり、重さが太陽の100分の1しかない“赤ちゃん星”として生まれた後を計算。周囲に存在する大量の水素ガスなどが降り積もり、星はどんどん大きくなっていく。

      【共同通信】