八王子市は、10月に北野台1の「北野台ながれの公園」で採取した土壌から1キロ当たり1万4450ベクレルの放射性セシウムを検出した。既に土壌を取り除き、地上5センチの空間放射線量は毎時0・21マイクロシーベルトから同0・09マイクロシーベルトに下がっているという。
市公園課によると、同公園の集水升(縦1メートル、横1・5メートル、深さ50センチ)の堆積(たいせき)物から1キロ当たり8000ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたという住民からの報告を受け、市が10月13日に集水升の上の放射線量を測定したところ、地上5センチで毎時0・21マイクロシーベルトを観測。升内の土壌分析を検査機関に依頼した結果、2度の分析で1キロ当たり1万4240~1万4450ベクレルの放射性セシウムが検出された。
住民が報告前に独自に検査機関に依頼した際には、半減期が8日の放射性ヨウ素131が1キロ当たり179ベクレル検出されたが、市の分析では不検出だった。【町田結子】
〔多摩版〕
毎日新聞 2011年11月10日 地方版
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