届けた論文、12年発表せず 山口県立大学長が辞職
山口県立大学(山口市)の岩田啓靖学長は12日、12年前に文部省(現文部科学省)に届けた文書に記載した論文を実際は発表していなかったとして、責任を取り辞職願を山口県に提出した。
関係者によると、岩田学長は1993年7月、山口女子大(現山口県立大)の国際文化学部・社会福祉学部開設に伴い文部省に出した教員個人調書に、「発表予定」として論文のタイトルを記載したが、現在まで発表していないという。
岩田学長は12日午後開かれた大学の評議会で「学者としてけじめをつける」と述べ辞意を表明、評議会も了承した。
【共同通信】
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