ネットのうわさ信じやすい30代

20代・40代上回る

ツイッター利用者、非ユーザーに比べ10ポイント高

 調査会社メディア・リサーチがインターネット上で出回っているうわさなどに関するアンケート調査を実施したところ、30代は20代や40代よりネットのうわさを信じる人が多いことが明らかになった。20代と40代はほぼ同じ割合だった。また、簡易投稿サイト「ツイッター」の利用者は、利用していない人よりもうわさを信じる傾向が強いことも分かった。

 「韓米自由貿易協定(FTA)が発効すれば、狂牛病(牛海綿状脳症=BSE)にかかった米国産牛肉が輸入され、人間狂牛病(クロイツフェルト・ヤコブ病=CJD)が発生しても輸入を阻止できない」といううわさを「信じる」と答えた20代は44.8%、40代は44.5%だったが、30代は54.7%で、20代と40代の割合を上回った。また、韓米FTAにより「庶民は水道水の代わりに雨水をためて使うことになる」といった何の根拠もないうわさについても「信じる」と答えた20代は22.5%、40代は27.7%だったが、30代は32.7%で最も多かった。

 ツイッターの使用実態でも20代・40代と30代の間に差が見られた。「1週間に1回以上ツイッターを利用するか」という質問に対し「利用する」と答えた割合は20代で20.9%、40代では20.3%だったが、30代は27.1%となり、30代のツイッター使用頻度が最も高いことが分かった。

 また、今回の調査では、ツイッター利用者にうわさを信じる傾向が強いことも明らかになった。「韓米FTAが発効すると、韓国は米国の経済的な植民地になる」といううわさを「信じる」と回答したツイッター利用者は56.4%だったのに対し、非利用者は46.9%だった。さらに「韓米FTAの発効で、庶民は水道水の代わりに雨水をためて使うことになる」といううわさについても、ツイッター利用者(36.1%)の方が非利用者(25.4%)よりも「信じる」と答えた人の割合が高かった。

 「(韓国海軍哨戒艦)『天安』は爆破され沈没したのではなく、別の理由で沈没した」といううわさも、ツイッター利用者の44.1%が「信じる」と回答し、非利用者で「信じる」と答えた34%よりも多かった。こうしたネットのうわさを信じる傾向は、ツイッター利用者の方が非利用者よりも平均10ポイント高かったという。

黄大振(ファン・デジン)記者
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