- [PR]
国際
朴元淳・新ソウル市長が会見 慰安婦問題「過去清算しなければ将来の足かせに」
2011.11.9 19:57
[歴史認識]
【ソウル=加藤達也】先月26日の選挙で左派・革新系の野党統一候補として当選した朴(パク)元淳(ウォンスン)ソウル市長は9日、ソウル外信記者クラブで記者会見し、「従軍慰安婦」を支援する団体が在韓日本大使館前に記念碑建立を計画している問題について「過去を完全に清算しなければ将来も足かせになる」と発言。日本政府は元慰安婦の女性に補償すべきだとの考えを示した。
朴市長は市民団体が2000年に東京で開催し昭和天皇を「有罪」とした「国際女性戦犯法廷」で自ら検事役を務めたことに触れ、「日本政府は前向きに被害者の心、気持ちを慰める視点を持つべきだ」と主張。記念碑については「(団体が)どのような動機で、どこに建てるのかよく分からない。もう少し調べてみる」と述べた。
一方、北朝鮮問題については「(南北)関係が政治的に閉塞(へいそく)しているとき、スポーツや文化芸術交流で和ませることもできる」と指摘し、ソウル市と平壌市の非政治的交流の活発化に前向きな姿勢をみせた。対北人道支援についても「拡大が望ましい。政府の膠着(こうちゃく)の解決に役立つもの(支援)はないか、慎重にアプローチしたい」と語った。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]