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楽天・三木谷会長、横浜“地元連合”支持

2011.10.22 05:03
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特集 : 楽天

 楽天・三木谷浩史球団会長(46)が21日、横浜の球団売却問題について語った。サンケイスポーツの直撃に、地域密着型の球団経営の大切さを説いた。横浜を保有するTBSホールディングス(HD)はディー・エヌ・エー(DeNA)と大筋で合意しているが、三木谷会長は、横浜市に縁がある京浜急行電鉄や相鉄HD、ミツウロコなどの“地元連合”の参入を支持した。

 横浜球団の売却先を巡る混迷が極まる中、楽天グループの総帥が口を開いた。

 「プロ野球は公共性の高い国民の財産です。横浜の売却先に、地元の複数企業体があがっているとのことですが、プロ野球チームはその土地の文化そのもの。私は、地域密着型の経営に賛同します」

 TBSHDとDeNAの間では大筋で合意しているものの、パ・リーグの複数球団が、球団保有の継続性などに疑問を持ち反発。プロ野球のオーナー会議で必要な3/4以上の賛同が得られるかは不透明だ。

 これに対し、京浜急行電鉄や相鉄HD、ミツウロコなど横浜市にゆかりある企業体が、球団買収を検討していることが表面化。楽天では前日20日、井上オーナー代行が歓迎を表明したが、この日、三木谷会長自ら地元連合の参入に賛同した。

 「イーグルスは2005年に新規参入し、今や東北の地にしっかりと根ざし、ファンに愛される球団に成長しました。地元の力は大きいです。横浜の売却先も、12球団のオーナーだけで決められる問題ではない。十分な議論をした上で、結論を出すべきだと思います」

 東日本大震災を経験し、さらに地域密着型経営の重要さを痛感した楽天。そのグループ総帥の言葉だけに、各方面への影響も大きくなりそうだ。

(紙面から)


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