はたまた、個人的なしつけがなっていないのか。
この「やりたい放題」の生活ぶりを聞くに及んで、恐ろしくなりました。と同時に、今日の社会の中に増殖しているある現象につながっているのかなとも思いました。
デパートや駅の女子トイレに、買い物袋にゴミを突っ込んだまま捨てていく人。混んだ電車の中で足を組んで粉を撒き散らして化粧に余念のない女性。ファミレスやレストランで、子どもを野放しにして、おしゃべりに夢中な若いお母さん方。挙句の果てには、食べ散らかしたテーブルに見向きもせず立ち去っていく。
うわべだけ飾っても、とりつくろっても、人間の「本性」は変わらない。自分の「始末」ができない女は「醜い」ということに気付いていない。そういう女性が増えている。まったく可愛そうです。
「女子寮」でしたい放題だった女学生たちは、社会人になって母になって、同じようなことをするのでしょうか。きっとするのだと思います。会社では、仕事のミスは、同僚に尻拭いさせ、子どもが言うことを聞かなければ、延々と子どもを叱り。自分の始末ができない母が、夫や子どもに物申すなんて、悪い冗談ですよね。
「私は、つくづく普通の家庭で当たり前のしつけをしてもらったことに感謝しています」という、彼女の言葉が耳に残ります。
(初音/初音と綾乃)