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2011年11月8日(火) 19:13 |
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岡山市が国への交付金請求ミス
会計検査院が各自治体の不適正な経理を指摘しました。 その中で、岡山市は国の助成金の請求をミスした上、交付金約1億1000万円を受け取り損ねるところだったことが明らかになりました。
会計検査院によりますと、岡山市の国民健康保険事業で2004年から2007年度の間、国から助成金を約1億2300万円多く受け取りっていたことが分かりました。 岡山市の誤った手続きは次のとおりです。 会社を退職して厚生年金を受ける65歳未満の人や、その扶養家族などの医療費の助成金の請求の一部を、2007年度まで国にしてきました。 ところがこれは誤りで、本来は会社などの被用者保険を統括する基金に請求するべきだったのです。 2008年度に国から方針が示され、それ以降は正しい手続きを行っていました。 あわせて会計検査院の調査も行われましたが、誤りを指摘されなかったためそのままにしていたということですが、今回、2007年度までのものについて改めて指摘され、これを国に返還しなければならなくなりました。 市は、国に約1億2300万円を返還しなければならなくなりました。 ところが、この誤りを訂正すると、本来請求すべき基金から別の交付金が、約2億3800万円の補助が受け取れることが分かりました。 つまり、助成金を返して正しい請求をすれば、差し引きで1億円余りがプラスになる計算です。 岡山市は会計検査院の指摘がなければ、この一億円余りを受け取れなかったことになります。
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