ここから本文エリア 「未整備ヘリ運航」県警、書類送検で発表2011年11月09日 静岡市葵区で2007年12月に発生した2人死傷のオールニッポンヘリコプター(東京)の墜落事故。8日に当時の整備部の男性副部長兼整備課長(60)ら3人を業務上過失致死傷などの容疑で書類送検した県警は、「事故前に不具合の報告を受けていたのに、未整備のヘリを運航させた疑いがある」と発表した。 捜査1課などによると、事故機は同年夏以降、他の操縦士から、機体の方向転換などに必要な後部回転翼の操縦時に、「ガタガタ異音がする」との報告が上がっていた。しかし、整備士はマニュアル通りの整備をせず、故障箇所を特定できなかったという。副部長は整備士と相談し、事故機を大阪空港まで飛ばして整備する方針を決めたという。 ヘリは同年12月9日、大阪空港へ向かう途中で後部回転翼が制御不能になり、給油のために寄ろうとした静岡ヘリポートの南西約800メートルの沼地に墜落した。 オールニッポンヘリコプターは「送検を重く受け止め、事故を二度と起こさないよう安全性向上に努める」としている。
マイタウン静岡
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