「ARROWS X LTE F-05D」は、防水、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信機能などに対応しながら、NTTドコモのLTEサービス「Xi」(クロッシィ)に対応した、富士通製のAndroidスマートフォン。
Android 2.3.5に対応し、型番のXには「エクストリーム」という意味が込められており、最高峰の機能を搭載した機種であることを表しています。
12月の発売を予定。
4.3インチで、720pの動画をそのままの解像度で出力可能なHDタッチ液晶を搭載。
CPUは、テキサス・インスツルメンツ製のデュアルコアプロセッサ「OMAP4430」を採用、クロック周波数は1.2GHzとなります。
ベースバンドチップには、ドコモなどが開発したLTE対応のものを採用し、これは通称サクラチップと呼ばれているもの。
ROM8GB、RAM1GBのmicroSIMカードを採用します。
電池パックは「ARROWS μ F-07D」と共通で、容量は1400mAh。
Xiと3Gの制御については自動的に行われ、どちらか片方をオフにすることはできません。
LTEや3G利用時の連続待受時間は未定ですが、同じ富士通製のARROWS μ F-07Dよりは短くなる見込みだといいます。
なおLTEでのテザリングにも対応しており、最大で8台のWi-Fi機器を同時にネットに接続できます。
カメラはアウトカメラ13.1メガピクセルでセンサーにはソニーの裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」を採用。
暗所でもノイズの少ない、美しい写真が撮れるのが特徴です。
動画撮影は1080pの解像度に対応しており、インカメラ1.3メガピクセル。
DLNAおよびDTCP-IPをサポートしており、大画面ディスプレイを活かしたコンテンツが楽しめます。
「富士通統合モバイル辞書+」という全部で29の辞書が入った機能も用意されています。
通信はXiのほか、HSPA(下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps)およびGSMなどをサポート。
GPSやBluetoothなども対応しており、Wi-Fiテザリング機能やエリアメールなども利用できるほか、「はっきりボイス」や「ゆっくりボイス」などの通話機能も充実しています。
ドコモではハイスペックな全部入りモデルに位置付けており、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線なども搭載。
ワンセグについては、画面を分割してTwitterとテレビの両方を同時に表示することが可能。
「Dolby Mobile V3」を内蔵しており、サウンドの迫力も増しています。
ユーザーインターフェイスは3種類で、ドコモの「Palette UI」に加え、富士通独自の「NX! Comfort UI」を内蔵。
メーカー製UIでは「アプリケーションシークレット切替」をメニューから呼び出したり、デザインテーマを変更したりといったことが可能です。
通知エリアにはWi-FiやBluetoothなどをワンタッチで設定できるボタンが用意されているほか、Androidの標準インターフェイスも内蔵で、これらのUIは切替アプリによって簡単に変更できるようになっています。
大きさは、約129×64×9.8mmで、重さは約129g。
ボディカラーはMagentaとBlue Blackの2色展開。
上記のように連続待受時間は、LTE、3G、GSM共に未定ですが、3Gでの連続通話時間は約370分、GSMでの連続通話時間は約410分となります。