映画「男はつらいよ」の舞台として知られる、東京・葛飾区の柴又帝釈天で、境内に置いてあったさい銭箱が盗まれていたことが分かり、警視庁は窃盗事件として捜査しています。
警視庁によりますと、今月2日、柴又の帝釈天の警備員から「境内の浄行菩薩前に設置してあったさい銭箱が盗まれた」と110番通報がありました。警視庁が調べたところ、さい銭箱が最後に確認されたのは前日の1日午後8時で、無くなっているのに気づいた2日午前5時までの間に盗まれたとみられるということです。さい銭箱は木製で、縦50センチ横80センチ、高さが50センチほどで、鎖などは付いておらず、固定されていなかったということです。また、中に入っていた金額は不明だということです。警視庁は何者かが境内に忍び込んで盗み出した窃盗事件として捜査しています。柴又帝釈天は、映画「男はつらいよ」の舞台となった寺で、毎年、初詣などで多くの観光客が訪れます。近くの土産物店によりますと、さい銭箱が盗まれているのが見つかった前日の今月1日には、60日に一度開かれる「庚申」という縁日が行われ、多くの観光客でにぎわっていたということです。柴又帝釈天の近くの土産物店の31歳の女性店員は「今月2日の朝にお寺に行ったら、さい銭箱がなかったので盗まれたんだと分かりました。縁日の次の日を狙ったんだと思いますが、残念です。寅さんも悲しんで、『ゆるせねぇやつがいる』と思っていると思います」と話していました。大阪から来た観光客の20歳の女性は「お寺でさい銭箱を盗むなんて罰当たりですね」と話していました。東京・江戸川区から来た72歳の女性は「寅さんも自分の街で事件が起きて嫌だと思います」と話していました。