まずがコピーから~まねごととの違い~
支援技術に関するセミナーや研修会を通じて、技術移転を行ってきておりますが、個々の知識・技術・経験の差が大きくあり、そのことが支援サービスに影響をしていることもわかってきております。
アドバイザリーサービスを通じて、できる限り個々の支援技術者の到達目標を設定し、それに向けたスーパーバイズを行うようにしてきております。
しかし、こちらが提供した技術をそのまま渡していることが多く、本来責任を持って担当すべき支援技術者の方の介入の意味、目的、役割が不明瞭な状態が多く見受けられます。
まずは、先輩諸氏の支援技術をコピーすることから行い、その中で何が自分に不足しているのか、何が障壁となっているのかをしっかりと見つめ、最終的には自力で行えるような取り組みを望みます。コピーとは、支援技術の内容をすべて漏らさずに確実に再現できるという意味です。よく、若い方に多いのですが、”できた心地”これは十分に気を付けてください。一見コピーして実施できているように見えても、部分的なことが多く、支援技術者自身の満足で終わっていることが多くあります。それでは、利用者には必要な支援技術が提供されていないことになってしまいます。
必ず、その支援技術の効果を測定し、問題解決を十分に図られているかを確認するようにしてください。
いつも述べておりますが、支援技術は利用者のためにあるのもので、支援技術者のためにあるものではありません。
平凡の非凡
真のプロフェッショナルを目指して頑張っていきましょう。
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