経済

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10月百貨店売上高:秋物衣料が好調 前年水準上回る

 大手百貨店各社が1日発表した10月の既存店売上高(速報)は、前半の気温低下で秋物の婦人衣料やウォームビズ関連商品の売れ行きが良く、いずれも前年水準を上回った。宝飾品などの高額商品も好調だった。

 大丸、松坂屋を展開するJ・フロントリテイリングは前年同月比3.5%増で、7カ月連続のプラス。婦人用のニットや紳士物のセーターが売れた。4月に増床オープンした大丸梅田店は約2倍と大幅増だった。

 高島屋は0.3%増と、3カ月ぶりにプラスに転じた。コートなどの衣料品は伸び悩んだが、高級時計や宝飾品がけん引した。おせち料理やクリスマスケーキの受注も順調で「高めの品から売れている」(広報)という。

 三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹も1.0%増と2カ月ぶりのプラス。ハンドバッグやアクセサリーが好調のほか、伊勢丹新宿本店のメンズ館ではウォームビズ商品が大きく伸びた。グループの仙台三越が11.8%増となるなど、地方も前年実績を上回る店舗が多かった。

毎日新聞 2011年11月1日 19時26分(最終更新 11月1日 19時26分)

 

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