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2011年11月5日
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自転車 |
ブレーキのない自転車が話題になった。「ピスト」という競技用の自転車だ。ギアが固定され、ペダルと後輪の回転が一致し、自分で操っている感じがある自転車だそう。ただ、市販の「ピスト」にはブレーキが付いた状態だが、購入後にブレーキを外す人もいて、「ピスト」の事故が多いとか▲その「ピスト」の影響ではないが、警察庁は、自転車は原則として車道を走行することを強く打ち出した。自転車交通総合対策の一環。これは歩道を走行する自転車により、歩行者を巻き込んでの事故が多発してきている現状から、自転車は車道を走行するという基本を徹底させる方針だ▲確かに、以前、東京都内の商店街を家人と歩いていた時、私たちの前後から自転車が来るのに、かなり神経を使い疲れたという記憶がある。しかし、田舎の道と違い、車道を走る車の量を考えた場合、自転車を車道走行させる危険性も考慮する必要があると思う▲ヨーロッパでは、自転車走行の専用レーンが整備されたりしている。日本ではまだ専用レーンの整備も不十分なのが実態。歩行者、自転車、そして車が共存する環境整備には、まだ時間がかかりそう。そうなると、狭い日本の道路では、互いに相手を思いやる譲り合いの精神で共存するしかないが、これもまた難しいのか…。
[ 2011-11-05-19:00 ]
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